
西之表市 – 遠藤 裕未さん
- #Uターン
- #地域おこし協力隊
- #島暮らし
住所 | 霧島市牧園町高千穂 |
移住した年月 | 2012年11月 |
移住前の住所 | 茨城県龍ヶ崎市 |
家族構成 | 夫婦2人、犬1匹 |
私は老後はふるさとで、と考えておりました。
私は将来ふるさとに帰るんだと常々言っておりましたが、徒歩圏に実妹がおり、近所にお友達がいる家内は、「私はこちらに残るからあなたは一人で帰りなさい」と言っておりました。
2010年10月、胆石の手術で生まれて初めて入院して判ったことは、人間入院したら自由に散歩や外出ができないことでした。2011年元旦、今年から今までできなかった事をやることに決め、8月、ひと月の休みを取りふるさとでの田舎暮らしをしました。
ふるさと霧島の自然、温泉の素晴らしさ、人々の温かさに感動した家内が、突然「私も帰っていいから、私の気の変わらないうちに行動に着手しなさい」と言いました。
えびの高原の三つの池巡りに友人に連れて行ってもらった時です。
晴天の霹靂、私は直ぐ土地探しを始め、8月末帰京するときにはほぼ目途を付けておりました。
11月帰省し、土地を購入。建設会社を決め、プランを打合せ、7月地鎮祭にこぎつけましたが、遠隔地に居ながら新築注文住宅を建てることができたのは、先にUターンしていた友人がいたことと建設会社と担当者が信頼のおけたことです。
11月引き渡しを受け移住しました。
私は仕事の引継ぎ等で昨年7月まで東京と霧島の二重生活をいたしましたが、7月以降は完全に霧島の人になりました。私の帰りたいという思いに家内が同調してくれたことが、移住できた理由です。
温泉好きの私たちにとりまして、色々な泉質の温泉が身近にあり、温泉巡りを楽しんでいます。
自宅の近くに山歩きのできる様々な山があり、夫婦して山歩き、山歩きの講座に参加して楽しんでいます。
霧島市牧園町は元々私どもの出身地であり、兄弟・親戚・友人・知人が多く、47年ぶりに帰ってきた浦島太郎の私たちを温かく迎え入れてもらえたこと、色々教えてもらえることがありがたいです。
忙しく働いていた生活から、大自然に包まれた中でのんびり過ごすことで、ストレスが無くなりました。
野菜や果物など地元で採れた新鮮で安い食べ物を買えること、差し入れを貰えることがありがたいです。
水と空気が美味しいので長生きできるかも知れません。
ここは標高500m位ですので、夏が涼しく、下場に行くと少しでも早く家に帰りたくなります。
何を目的に移住するのか、を明確にして移住先を探すことだと思います。私共は自然豊かな温泉の有るところがたまたまふるさと霧島市でしたのでラッキーでした。
私共は自分たちの故郷へ帰りましたので、下調べの必要が有りませんでしたが、初めての土地に移住をお考えの方は、本当に自分の思っている環境・地域・習慣・風土の場所であるかどうか、よく調べること、何回か足を運び、滞在することをお勧めします。
私共は65歳で移住しましたが、こちらでの人生を楽しむにはもっと早く帰ってきた方が良かったと思っております。従いまして、これから移住をお考えの皆様には、出来るだけ早くより若いうちに移住されることをお勧めします。