喜界町 – 東 亮輔さん
2007.04.01
移住した理由
もともと旅好きで、学生時代からあちこちにツーリングに出かけていました。北海道や沖縄など、あちこち周った後は鹿児島県霧島市に居を移し、そこで生活していました。喜界島や奄美群島を周った時は、当時の仕事を退職して生活もひと段落したころでした。
みんな一様に「何もない島」というけれど、道路は舗装されているし携帯もつながる。スーパーやホームセンターもあるし、ないものはネットで買えばいい。給料は低いだろうけど「普通に生活していける」と感じたのが一番大きいです。
富山に帰ってサラリーマンをやるより、「何もない」と言われている島で色々新しいことを作っていけるんじゃないかと思い、喜界島に移住しました。喜界島で生活を始めてから、知人に現在の仕事を紹介され、今に至ります。
移住してよかったこと
島自体がコンパクトなこともあり、人や物、場所の距離が非常に近いのが良いじゃないかと思います。他地域に比べて移動時間がかからないので、その分時間を他のことに使えるのも良いと思います。
仕事場が市街地ながら、お昼休みの時間にちょっとビーチに行ってシュノーケリングをして、午後から仕事という生活は他ではなかなかないんじゃないかと思います。
あと、喜界島の人々は郷土愛が強く事あるごとに島の人々の郷土への想いに触れることが出来ます。おかげで自分の故郷を見つめ直すようになったのは確かです。
移住を考えている人へのアドバイス等
まず島の人々に「自分はこういう人間だ」と知ってもらうのが第一だと思います。よっぽどすごい人じゃない限り、島では過去の実績や職歴は役に立ちません。
島の人と一緒に汗を流して働いて島の経済に貢献し、小さくても良いので想いを一つ一つ形にしていくこと、その積み重ねがあってはじめて周囲が自分のことを理解してくれるんじゃないかと思います。