移住相談
お問い合わせ

メルマガ登録

メルマガ登録

喜界町 朝日酒造 行本 哲也さん

  • #Iターン
  • #MOVIE
  • #喜界島
  • #島暮らし
  1. ホーム
  2. 移住者の声
  3. 喜界町 朝日酒造 行本 哲也さん

鹿児島県に移住した経緯(きっかけ)を教えてください

愛媛県今治市出身で、高校まで今治市で過ごしていました。都会への憧れもあり、高校卒業後は東京の大学へ。大学卒業後は、全国規模の清酒会社へ総合職として入社しました。

全国転勤で各地を転々としたのち、博多に異動することになりました。この異動をきっかけに「せっかく九州に住んでいるなら、ここでしかできないことをしたい!」と思い、夫婦共通の趣味だった離島巡りを始めたんです。

壱岐島(長崎県)、五島列島(長崎県)、沖縄本島(沖縄県)、奄美群島(鹿児島県)など多くの島を巡りましたが、特に「地域の人達のあたたかさ」が強いと感じた喜界島を気に入ったのを覚えています。それから何度も喜界島へ足を運ぶようになり、魅力を知れば知るほど、移住したいなと思うようになりました。

そんな中、住み慣れていた博多から岡山への転勤が決まりました。全国転勤で生活拠点が定まらず、心落ち着く場所に定住することができない生活。コロナ禍で子供の出産を控えていることもあり、改めて「このままで本当に幸せなのか?」と夫婦で話し合いました。

2秒ほどで答えは決まり、「喜界島へ移住したほうが楽しいはず!」ということで、移住することを決意しました。

テーバルバンタからの眺め。喜界島を構成するすべての段丘が一望できる場所で、
サンゴ礁の驚異的な速度により隆起した希少な島の歴史を垣間見ることができる。

移住にあたっての不安はありませんでしたか

基本的には「なんとかなるでしょ!」という気持ちでしたが、「職」の問題、家族みんなが食べていけるのか?という不安はありましたね。全国規模の会社を辞めて、離島へ移住・就職するとなると、所得はどうしても下がります。それは仕方ないので、せめて不自由なく生活できるくらいの所得はほしいなと。

不安だった職探しでしたが、タイミングよく2人とも仕事が見つかりました。移住をするまでに喜界島へ何度も足を運ぶ中で、役場の方や地域住民と知り合い、その縁と縁が上手くつながって、仕事を紹介してもらえた感じです。色んなご縁に本当に感謝ですね。

移り住んでの感想、まちの印象、魅力は?

喜界島の印象と魅力ですが、「古き良き日本の文化」が残っているところです。島民同士、お互いのことを気にかけ、支えあって暮らしています。面倒見の良い人が多く、子育てにおいても助けていただくことが多いです。数多くの離島を巡ってきましたが、この良さが色濃く残っているのは喜界島の特徴。”あたたかさ”が感じられる島かなと思います。

喜界島に移住したら、絶対にやりたいことが1つありました。それは、“会社を退勤後、そのままスギラビーチに行って海に入り、その後、子供を迎えにいって家に帰る”という夢です。

喜界島は、端から端まで車で1時間程とコンパクトにまとまっているので、この夢が簡単に実現できました。「あぁ・・・・・・これが離島暮らしなんだ」と、本当に言葉にはできないほどの感動がありましたね(笑)

スギラビーチ

地元に溶け込むコツは?

コツは、”とにかく地元の飲み屋にいくこと”ですね。(笑)自宅の近くに居酒屋が10件ほどありまして、移住して間もない頃、これらの居酒屋すべてに足を運び、ボトルを置いてくる!という目標の元、足しげく通っていました。移住者というだけで、お店の人やお客さんも私に興味を持ってくれます。人のふんどしで相撲を取るような、酒というツールを借りて、地域の人達と仲良くなっていきました。(笑)

居酒屋でもいいですし、1つお気に入りの場所を見つけて、そこに足しげく通っていたら、自然とコミュニティが広がっていくのかなと思います。

お気に入りの場所や風景

やっぱり、スギラビーチですね。特に夕暮れ以降に訪れるのが好きで、魔法がかかったような美しい夕日を見ることができますよ。

夕暮れ時のスギラビーチにて

あとは、喜界島の海もお気に入りの場所ですね。夫婦ともにダイビングが好きで、全国各地の海を巡り、潜ってきましたが、特に喜界島の海は格別ですね。初めて潜ったとき、シンプルですが「青っ!」と2人で驚いたのを覚えています。

現在の仕事とこれからの目標

朝日酒造という酒造会社で生産管理の仕事を行っています。商品のラベル貼り、出荷時の点検、たまに焼酎の製造やサトウキビの収穫を手伝ったりすることも。多岐にわたって焼酎造りに携わらせてもらっています。

黒糖焼酎の主原料「サトウキビ」を収穫中の哲也さん(左)

これからの目標は、島ライフをさらに充実させていきたいなと思っています。移住して1年、まだまだ知らないことも多いので。直近の野望としては、「スギラビーチに日が沈んだ後も滞在し、お酒を飲んだりご飯を食べたりしてから帰る」ことです。まだ子供が小さいので夕日を見るまでしかできず、子供が大きくなったらぜひチャレンジしたいですね!(笑)

移住を考えている人へメッセージ

離島へ移住するとなると、どうしても都会のライフスタイルとかけ離れてしまいます。そこのギャップをいかに納得して、どう楽しめるのかが大事かと思います。

あとは、移住者はあくまでも外様(とざま)であり、島に住まわせてもらうという感覚は大事かと思います。島の人に寄り添って、喜怒哀楽を島の人達と共有し、謙虚さを忘れずに日々を送ることが大切かなと思います。

関連リンク

喜界島の魅力や情報を発信するInstagram
喜界町企画観光課【公式】@kikai_kikaku

喜界町の公式Youtube
喜界島 | Kikai Island, Japan【喜界町公式】

移住者の声トップへ
関連インタビュー
喜界町の新着記事
喜界町ってどんなところ?